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snowfallのメモ帳

趣味に関することなどを適当に綴る備忘録兼用のメモ帳

D750 Lens color test

D750でのレンズの色味に関する総論

  1. 純正同士でも色味は異なる
  2. AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
  3. AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
  4. AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
  5. AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
  6. TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO
  7. 結論

2016年2月現在所有するNikon Fマウントレンズの色味(カラーバランス)について検証します。

1. 純正同士でも色味は異なる

内容的には以前も行っていたもののD750版。光源等に若干の変更はあるもののやり方は大体同じです。

 *詳細:色とレンズと K10D/S5 Pro編

 *詳細:色とレンズと D300編

 

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被写体に用いるのはいつものマクベスチャートと銀一シルクグレーカード(旧型)。D750のキットレンズであったNikon AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRを基準としグレーカードでWBを設定。赤枠で囲った範囲のヒストグラムRGB値を確認します。光源はこれまで同様LED電球(東芝キレイ色:LDA9N-D-G)を使用。

 *参考:照明器具とその演色性(スペクトグラム) / 佐々木ヴァイオリン製作工房

今回はあくまでレンズによる色味の確認が目的のためD750の撮って出しJPEG(PC:NL)を使用しました。

検証時の色空間はAdobeRGBですがこのページに貼り付けてあるものはブラウザでの表示を考慮しsRGBに変換してあります。

 

各レンズの撮影結果とヒストグラム(リンク先にオリジナルサイズあり)。

こうして見るとNikon純正同士はそれなりに似通ってはいるものの、やはり全く同じわけではないことがわかります。

 

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RGB値とGとの差異及び標準偏差(SD)をまとめたもの。差異について人間の標準比視感度が555nmであることからGを基準としました。

 *参考:産総研・サイエンス・タウン 世の中の基準を創って守るために 「日本の明るさ標準を作ろう」

 

2. AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR:2010年発売:Nコート

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WBを設定した基準レンズなのでRGBの差異は無く標準偏差もベスト。当たり前の結果であり特筆すべきことはありません。

 

3. AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED:2014年発売

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Bに+2の差異が発生。実際にグレー部分を見てもその差は明らかです。

 

4. AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G:2011年発売

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Bに+3の差異が発生。これもグレー部分が明らかに異なります。ただ35mm F1.8Gに近い傾向であることが見て取れます。

 

5. AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED:2008年発売:Nコート

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これは今までの2本とは傾向が異なりRに-1、Bに+1の差異が発生。標準偏差も基準レンズに次ぐ値となっており、傾向が近いことが見て取れます。

 

6. TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO:2004年?

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さすがに他社製ということもあってかRに-1、Bに+3の差異が発生。標準偏差も最も大きくなりました。

 

こうして見ると発売時期よりもN(ナノクリスタル)コートシリーズと1.8Gシリーズに分かれる感じですね。特に1.8Gシリーズはわかりやすい。

ただ、Nコートの2本はズームとマクロなので必ずしも同じシリーズ扱いしていいのかは微妙なところ。設計者などの詳細がわかればもう少し考察できるかも…

TAMRONはこれだけ完全別物でサード製だというのが丸わかりなのが面白い。以前のD300での検証時にTokinaNikonに似ていたのとは真逆な感じですね。

でもNikonよりBが強いというのはちょっと意外。暖色系で知られるTAMRONだけにRの方が強くなるかと思ってました。

 

7. レンズの色味と補正に関する結論

レンズの色味はそれぞれ異なり純正同士でも同じわけではない。レンズ交換時はWBの設定も見直す必要がある。

 

こんな感じじゃないでしょうか。

純正サード関わらず一本一本色味が異なるものとして扱うこと。バランスを整えたいのであればレンズ交換毎にWBのプリセットも再取得するかチャートを撮影しておき現像時に整えること。もし固定かAWBや太陽光などのメーカープリセットを使うのであればレンズごとに色味が変わっていることは把握しておくこと。そしてレンズ毎の色味は事前に把握しておくこと。こんな感じで運用すれば、自分が思い描く色に近付けるのがより簡単になるでしょう。

まぁしっかり構えての物撮りとかじゃレンズ毎のWB再取得は当たり前でしょうけど、ラフに撮る時は一々そこまでやってらんないですからね~。日中はAWB信用してないから太陽光固定なんて人もいるでしょうし(私です)。そんな時にレンズの色味(癖)を知っていればこれからこれに換えたら若干こっちに転ぶな…とか事前にざっくり把握しとけるんじゃないでしょうか?

 

ちなみに今回の差異や標準偏差の値はあくまで特定のレンズを基準として色味の比較を行った場合のものであり、レンズの性能を表しているわけではありません。その点はご注意を。

 

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